羽村のインドアゴルフ施設の入口

SAKURA FIELDは、東京都羽村市(5ブース)と神奈川県綾瀬市(6ブース)で、インドアゴルフ施設を無人で運営しています。いまのメンテナンスは3日に1回・10分ほどです。

このページでは、無人で回すために実際にやってきたことと、設備の選び方の考え方をまとめています。無人化は、機械を足せばできるものではありません。どんなお客様に来ていただき、どこまでご自身で操作していただくかを先に決めることが大切です。

羽村は開業した日から無人です

羽村は、人を置いて始めてからあとで無人にしたのではなく、開業した日から無人で営業しています。ただし最初の1か月は、施設内の事務所にいて、表には出ずに様子を見ていました。

人を置くと、困ったことがその場で解決されて、何が起きたのかが残りません。無人で開けると、自分の想定と違うことが起きます。それを見て、1つずつつぶすのが目的でした。つぶすことのほとんどは最初の2週間で終わり、残りの期間は細かい調整でした。

見ていたのは、困ったことが起きたときに「説明を足す、または電話1本で直せるか」です。直せるなら大きな問題ではありません。直せないなら、設備や置き方を変えるべきサインです。あわせて、お客様がご自身でどこまで操作できるかも見ていました。3日に1回・10分というメンテナンスの頻度も、この1か月で必要な作業を削っていった結果です。

困りごとは3つの段階で減らす

1. そもそも起きないようにする

  • 弾道測定器とパソコンは有線でつなぐ。無線の再接続は、電話で説明しても直せないことがありました。
  • ゴミ箱を置かない。置くと、回収しに行く仕事が毎週発生します。
  • お客様に触っていただくのは「使う操作」だけにする。プロジェクターの電源、終わるときの操作、設定は触らなくていいようにしています。照明はタイマーで動かし、スイッチはお客様が触らない場所にまとめています。
  • 閉店時に電源を落とさない。落とすと、次に使う方の立ち上げの手順が増えます。手順が1つ増えることのほうが、無人の施設では電気代より高くつきます。

弾道測定器とパソコンを有線でつないだブース

2. 起きても、お客様がご自身で直せるようにする

  • 有線のケーブルも、中で切れることがあります。見た目ではわからないので、予備のケーブルを施設に置き、交換していただけるようにしています。
  • 使い方は、1か所ではなく複数の場所に置く。動画のマニュアル、施設のパソコン、スマートフォンで読み込めるコード、ホームページ、予約の案内メールの冒頭。困るタイミングは人によって違うので、「どこかに書いてある」だけでは足りません。
  • 掲示物は、必要なものだけを、見る場所に貼る。たくさん貼ると、一番読んでほしい1枚が埋もれます。貼る場所は「目立つ場所」ではなく、ゴルフなら構えたときに目に入る場所です。困ったお客様がどこを見るかは、実際に見ていないとわかりません。

3. ご自身で直せる方に来ていただく

施設の利用には、体験の案内を設けていません。「案内がなくても自分で使いたい」という方に来ていただいているので、ケーブルの交換までご自身でしてくださる方が多くいらっしゃいます。

一方で、ゴルフスクールには体験があります。スクールは人が教えることが商品なので、人がつく入口にしています。施設の利用は人がつかないことが商品なので、無人の入口にしています。無人の施設でトラブルが多い場合、機械ではなく、お越しいただくお客様と施設の形が合っていないことがあります。

止まっても、その日の営業を止めない

  • ブースは複数あると強い。1つが止まっても、別のブースを使っていただけます。ブースが複数ある本当の価値は、売上よりもここにあります。
  • こちらから話しかけられる防犯カメラを付ける。電話やメールがつながらないときでも、カメラから声をかけて、別のブースへご案内できます。
  • 空調は遠隔で変えられるようにする。業務用ではなく家庭用のエアコンを複数台使い、人がいる場所だけを動かしています。遠隔で確認・変更できるので、「暑いと言われるかもしれない」と設定温度を下げすぎることがなくなり、電気代も下がりました。
  • 入口も遠隔で開けられるようにする。スマートフォンの充電が切れて入れない、ということもあり得るからです。緊急用にお送りする入場コードは、使い回しができないようにしています。

綾瀬のインドアゴルフ施設のブース

設備を足す前に「回避できないか」を考える

綾瀬は羽村から高速道路で1時間ほどかかるため、パソコンを遠隔で操作できるようにしていました。ただ、実際にはほとんど使う場面がなく、使う場面があっても別のブースで回避できたため、最終的に不要と判断しました。

遠隔操作は、1店舗で近くに住んでいるなら行けば済みますし、拠点が遠い・複数あるなら便利です。どの設備が必要かは、経営する方が何を不安に思うかで変わります。他の施設の正解をそのまま買うのではなく、先に自分の不安を決めてから設備を選ぶことをおすすめしています。

YouTubeでも無人運営の中身を話しています

インドアゴルフの無人運営や開業の考え方は、代表の加藤がYouTubeチャンネル「無人化・自動化・効率化 専門ビジネス経営」でも話しています。このページに書いた内容の背景や、実際の失敗談も動画でご覧いただけます。

よくある質問

インドアゴルフは無人で運営できますか?

羽村(5ブース)も綾瀬(6ブース)も無人で運営しています。有線でつなぐ、お客様が触る操作を減らす、ブースを複数にするなど、設備の選び方と、ご自身で使える方に来ていただく入口の作り方が大切です。

無人にしたら、トラブルの電話が多くなりませんか?

羽村では、開業後の1か月で困りごとをつぶし、いまは電話はほとんど鳴りません。電話が多い場合は、機械よりも「説明を足しても直せない設備」や「案内を期待して来るお客様との食い違い」が原因になっていることが多いです。

メンテナンスはどのくらい必要ですか?

羽村はいま、3日に1回・10分ほどです。開業後の1か月で、どこをどの程度見れば維持できるかを確かめて、作業を削っていきました。

遠く離れた施設でも無人で回せますか?

綾瀬は羽村から高速道路で1時間ほどですが、オープンのときから3日に1回しか行っていません。起きることはおおむね決まっているので、先につぶしておけば大きな問題にはなりませんでした。

無人運営に向く設備の相談はできますか?

できます。弾道測定器・ブース・プロジェクターなどを、GPRO正規取扱店として無人運営の視点でご提案します。お見積もり・ご相談フォーム、またはお電話(042-533-4677)でご連絡ください。

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